今の未払い残業額を計算してみてください。
飲食店で一番問題になるのが、サービス残業による、未払いの残業代です。
現在、どのくらいの未払い残業があるか計算してみましょう。
就業規則がなければ、残業手当などの割増賃金は以下のとおりになります。
項目 休憩を除く実労働時間 割増率
残業手当(日) 1日8時間を超える労働時間 1.25倍
残業手当(週) 1週間40時間を超える労働時間 1.25倍
休日出勤手当 1週間で1日も休みがない場合 1.35倍
深夜労働手当 22時から翌日の5時までの労働時間 0.25倍
労働基準法で、1週間に働ける時間数は40時間と決められていますので、1か月で残業手当を払わずに働ける時間数は、およそ173時間になります。
給与額と総労働時間から未払い残業手当を簡易的に計算できます。
<計算式>
1. 1時間あたりの単価=給与額÷173時間
2. 残業時間=総労働時間−173時間
3. 残業手当=残業時間×1時間当たりの単価×1.25
4. 未払い残業手当=残業手当−実際に払っている残業代
飲食店で一番問題になるのが、サービス残業による、未払いの残業代です。現在、どのくらいの未払い残業があるか計算してみましょう。
就業規則がなければ、残業手当などの割増賃金は以下のとおりになります。
項目 | 休憩を除く実労働時間 | 割増率 |
残業手当(日) | 1日8時間を超える労働時間 | 1.25倍 |
残業手当(週) | 1週間40時間を超える労働時間 | 1.25倍 |
休日出勤手当 | 1週間で1日も休みがない場合 | 1.35倍 |
深夜労働手当 | 22時から翌日の5時までの労働時間 | 0.25倍 |
労働基準法で、1週間に働ける時間数は40時間と決められていますので、1か月で残業手当を払わずに働ける時間数は、およそ173時間になります。
給与額と総労働時間から未払い残業手当を簡易的に計算できます。
<計算式>
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たとえば、20万円の給料の例で計算すると、以下のようになります。
飲食店の場合、総労働時間が300時間くらいというのも珍しくありませんので、300時間働いたと仮定して計算します。
1.200,000円÷173時間=1,156円
2.300時間-173時間=127時間
3.127時間×1,156円×1.25=183,515円
4.183,515円×24か月=4,404,360円
残業代をまったく払っていない場合、1人で440万円の未払い残業があるということになります。
同じような従業員が10名いれば、4,400万円の未払い残業があるということです。
